GSX-R1000/K9が来た日、リローデッド

いつもは隼(GSX-1300R)というツーリングマシンでサーキットをのんびり走っている自分なのですが、ひょんな事からエンジンが壊れたフルチューン200馬力のR1000/K9を手に入れたので、とりあえずエンジンを元通りに直してサーキットを走る所までを記録しようと日記をつけはじめました。

リサイクルショップで充電機を入手

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500円(笑)

 

先日リサイクルショップで買った鉛バッテリー充電器

自宅で数か月放置するバイクが多いので、トリクル充電(フローティング充電)モードを持った充電器が欲しかった。

しかしジャンクの表示の通り、

電源を入れても案の定動かない。
(どうやら最近のリサイクルショップは、動かない事を確認済みにも関わらず、ジャンクと表示してゴミに値段を付けて売っているフシがある・・・)

この程度の物を直せないで、電気屋と名札を付けて仕事をするなど許され無いので、とっとと直す事にする。

■電気製品の直し方(一般向け)
この手の電気セット物は、壊れる所はほぼ決まってます。
1.物理的に操作するSW
2.物理コネクタ、端子、および配線の根本の断線、接触不良
3.コンデンサ系の寿命
だいたいこの位が原因の80%位

残り20%になるとちょっと知識が必要になってくる。
3.入出力最終段にあるトランジスタダイオード等が飛んでる
4.物理リレーの接触不良、および固着
5.トランスの断線

ちなみにIC自体が壊れている事は0.1%も無いです。
過電圧で壊している事でもない限り・・・

■今回の場合
今回の充電器も、出力端子から順番に見ていきます。
この程度ならオシロも使わず、テスターだけで直せそうです。

①コンセントに刺して出力ターミナルの電圧を見ます。
本来なら14.5Vくらい出てる筈ですが0V・・・

ちょっと気になるのは、端子を指で触ると
0Vの数値がmVオーダーでパラパラと動く事。
つまり、出力段のトランジスタで能動的にGNDに落とされているのではなく、フローティング(浮いた状態)で0Vになっているという事。たぶんオシロで見ると0V付近でゆらゆら揺れた波形が出ている筈。
つまり
・出力段トランジスタが壊れているか、
・その手前の何かが壊れてるか、
どちらかに絞られた訳です。

②鉛バッテリー充電器は、電源OFFの時にバッテリーに接続されたままだとバッテリーからの電流が最終出力段のトランジスタを直撃して、逆電流であっけなく壊れます。
その為に、出力段の保護用にダイオードかリレーが使われているのが一般的です。

※最近はダイオードの0.6Vの電圧降下を嫌って、リレー方式の製品が多いみたいですが・・

さーて、こいつはどうかなーと見てみると、リレーがありますね。
型番ME-1-12P(中華製)
http://www.massuse-relay.com/details/ME-1.pdf
型番でググって端子配列を見ます。

リレー入力側の端子を確認したのでテスターでトランジスタからの電圧を見てみます。

14.55V 来てますww
ビンゴ!

リレーの動作不良で間違い無いみたいです。

さーて後はどうやって直すかなんだけど
①リレーを手に入れて付け直す
②リレー直結で使っちゃう
ダイオード入れて0.6Vの電圧降下を承知の上で使う
④リレーをばらしてOHする。

どれが一番早いかな・・・

 

 


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修理完了した後、近所の刀削麺屋に行く。

辛い~~

でも美味しい・・・。

 

 


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